そうやってお願いするけど、自分のESが添削しにくいかもって考えたことありまする?添削しにくいESは損するよ。
凡人内定戦略、4刷が決定しましたー!わー!
そろそろ書店にも並んでいるはずです。
今年も好評で、よく売れているそうな……。本当にうれしい限りです。
内定のご報告をいまだにたびたび頂戴していて、感激しています。がんばってきてよかったと心から思います。
続編「凡人面接戦略」も、どうぞよろしくお願いいたします。
ニュース②
ガンガンJOKERという漫画雑誌で、実兄が原作者という立場で連載します。
「賭ケグルイ」という美少女がギャンブルをしながら顔芸をするという奇妙な漫画だそうです。
連載開始は3月くらいからなのだそうで、まだご報告させていただきます。

―――――――――――――――
にゃちは。
排尿機能を正常化する漢方をお医者さんに処方されて飲んでいます。
無能です。
股間に爆弾を抱えています。
もうすぐ今年も終わってしまうわけですが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
僕は一人で年越しをすることが確定しておりまして、
年末年始一人ぼっち
万年一人ぼっち
アルティメット一人ぼっち
になろうとしています。そう、僕は孤高の戦士。
年越しの瞬間に一番近くにいる人が
マンションの隣の部屋にいるゴミを溜める習慣のある一人暮らしの翁
ですからね。
5年くらい前から年越しの瞬間にジャンプして地球を離れることを続けているのですが、これも一人ですよ。
ジャンプには隣の翁も誘いたいと思います。
本題です。
ESの添削をこれまでの3年間の活動で、たぶん100回くらいはやっているんですが、思うところがあります。
だいたいESの添削をお願いしてくる人って「お願いします!」とだけ言ってESを渡してくるんですけど、
自分のESが添削しにくいかどうか
って考えたことあります?
たぶん無いでしょうね。
そういう部分に気を使ってる人って、めったに見たことないですもの。
まず考えてほしいのはとってもシンプルなことで、
添削しやすいESをつくって、それに伴った渡し方をしたほうが、得られる情報量が多いってことです。
代表的な悪い例が、
何の特徴も記載されていないES
です。
傾聴
聞き役
間に入り~
とか、典型的な例ですね。
添削って、ある素材の調理法を変えてみたり、味付けをし直してみることだと思うんですけど、
素材が見えなかったら添削する側としてはどうしようもない
ってことを、少しでいいので考えてください。
そしたら添削する人は
素材探し、つまりインタビュー的なことから始めなきゃならんわけです。
めんどくさっ。
(これ、僕が言っているんじゃなくて一般論だと思ってくださいお願いします)
添削にだすESは必ず特徴立てて書くようにしてください。
かなり極端になってしまってもかまいません。
なぜなら本番用ではないからです。
本番を意識しているから縮こまった冬の金玉みたいなESを書くんでしょうけど、その自重は本番にとっといてください。
素材が見えなかったら、どうにも添削できません。
●
次の段階ですが、
添削してほしい原稿だけを渡されても、アナタが何を考えてるのか分からんから戸惑うんですよ。
アナタがめっちゃお腹痛くて病院いったとして、
医者が何にも問診せずにいきなり脚を大開脚させようとしてきたらビビるでしょ?
「ちゃうちゃう!ペインは股間ちゃう!」
って言うでしょ?
「え、うそ?ここじゃないの?」とか医者は言いますよ。
今の状況なり状態を、相手に把握させることは大事です。
自分がどういう人間なのかとか、何を伝えたいのかとか、何に気をつけて書いたかとか、
そういう補足説明が添削には必要です。
もちろんそこに記載されている情報だけで魅力的に見させなければならないのがESなんですけど、あくまでこれは添削のためですので、本番でもないところで本番形式をとる必要はありません。
●
そして
どのように、どういうふうに人事や面接官に映したいか
も考えて、伝えておきましょう。
就活してる人は誰しもが自分のなかで理想の就活生像を生み出して、それに合うように行動をとりますけど、
それ自体が間違っている可能性もあれば、
それはつまり目標であり目的なわけですから、伝えなければ、
添削している人に良いESを作るためにかかる労力のすべてをぶん投げているわけです。
失礼なことですし、無益ですね。
そんなんで良いものができるわけがないので、自分をどう映したいかは、必ず口頭でもいいので伝えましょう。
そもそもESを書くには必須ですが、それにも気付かない就活生は山ほどいるので、それだけでもちょっと有利です。
●
それと、自己PRなんかの一つ書けば他に流用できるものに関しては、
何パターンも書いて提示しましょう。
自分が文才めっちゃあるとか思っているなら別ですが(そもそも添削もしてもらわなくていいでしょうが)、
どれが正解かわからないから添削をお願いしているくせに、数を撃たないアホさを身をもって感じてください。
うちももを3発殴りなさい。
何個も書いてたら可能性がありそうなものを、読んでいる人は選んで、その上で添削をしてくれるはずです。
(あと一つ一つが長すぎたら読んでくれなくなるので、この場合はできるだけコンパクトにまとめるのも大事ですね。長く書くだけなら誰でもできますし)
それぞれの文章のなかから良いものを組み合わせたりとかも、できるわけです。
●
そして最後。
添削してくれる人は、ずっとアナタにつきっきりで添削してくれるわけじゃないですよ。
コンサルタントか何かにお願いしているわけじゃない人が多いでしょうから、
だいたいの人が無償でお願いしてるはずです。
いつまでも対価を支払わずに何かを提供してもらえると思ったら大間違いです。
アナタのことをよほど大切に思ってくれている人じゃない限り、いつまでも付き合ってはくれません。当たり前のことです。
だから
他人がくれる意見は逐一漏らしてはいけません。
ぜんぶメモしてください。
それを蓄積して、客観的視点をできるだけ形成してください。
ESを書くのがうまい人は、その客観的視点を以ってして、書きながら他人にはどう映るかを考えられているから、短時間で素敵な文章がかけるんです。
就活の期間なんて短いんですから、急造でもいいですから、できるだけ身につけてください。
ぜったい役に立ちますから。
面接とかでもね!
ではでは、無能でした。
無事に一人で年越しをできるかどうかが、僕がぼっちを極めし者かどうかを分けます。
続報に期待!