プレゼンが苦手?笑わせんな
この白いシャツを脱ぎ捨てたとき、僕の背中には翼が生える。
無能です。
山手線のホームから飛び立つ人間を見たら、それは僕が自由になったときです。
お久しぶりのブログ更新ですわ。
就活というジャンルでは『凡人内定戦略』の出版によって一区切りついたので、
これからはできる限り大学生活まで話を広げてブログを更新したいと思っています。
さて、早速ですが。
ブログを続けていて、たびたびこんなことを言われます。
「つーか、お前が内定取れたのってプレゼンが上手いからじゃね?」
出版甲子園という学生の出版コンペがございまして、僕はその第7回大会で準グランプリを受賞しています。
その結果から書籍の出版にこぎつけました。
応募総数は250超で、
決勝大会は10数企画でしたから、それなりの層だったといえましょう。
「プレゼンうまいからじゃね?」という人のなかには
実際に僕の出版甲子園でのプレゼンを見ていた方もいらっしゃいましたから、
それは自分の目で見て耳で聴いた上で持った感想だと思います。
個人の感想ですから、それは誰にも否定できません。
(たまにプレゼンを見てないどころか、文章上の僕しか見てない癖に言ってる悶絶もんのバカもいますが)
ていうか、そんなふうに言ってもらえて
素直に嬉しい
ですよ。
僕、褒めれば木に登りますからね。豚ですからね。
女の子とかに褒めてもらったら、それだけでちょっと好きになっちゃうくらいの純情は持ち合わせてますよ。
ていうか、ぶっちゃけ
自分でもそこそこ上手いという自覚がある。
ただね、たまにちょっと勘違いしている人がいるんですよ。
「無能さんが内定とれたのは、コミュ力が高いからだと思います」
っていう人ね。
いやいやいや。
待てと。
学食でラーメン食べようと並んでたらチャラ男二人組に横入りされたときくらい「待て」と。
逆に僕のこと舐めすぎでしょ。
何回も言ってますけど、
僕は3人以上になると親しい人じゃないかぎりほとんど一言も発さなくなるような人間
ですからね。
この前、会社の先輩に麻雀に連れて行ってもらったんですけど、
3時間くらい卓を囲んで、僕が発言したの
「ロン」
「ポン」
「チー」
「リーチ」
「トイレ行ってきていいですか?」
「ははっ(乾いた笑)」
「あ、烏龍茶ください」
くらいですからね。
自分でも振り返って驚愕しましたよ。
僕をつかまえて「コミュ力が高い」とか言っている人は、たぶんこの先、生きていけないから親に引きこもり宣言したほうがいいです。
たぶん4歳児とかのほうがコミュ力あるよ。かわいいし。
考えてみてほしいのは
プレゼン力≠コミュ力
ってことです。
ここってものスゴイ大きな違いがあって。
コミュ力は細分化すると
「思考の瞬発力」
「思考視野の広さ」
「センス(おもしろい言葉のチョイスとか)」
「表情の使い方」
「声の質・大きさ」
とかになると思うんですけど、
要は
瞬間性と先天性の要素がものすごく大きい
わけです。
だから、はっきり言うけど、これを矯正、もしくは向上させるのって、どエライ大変なんよ。
すくなくとも僕は一生かかっても無理だと思ってるよ。
ていうか、誰が一番コミュ力を高くする方法知りたいかって、
僕
ですからね。
知り合ったばかりの、けっこう年上の人と飲みにいって2時間喋ったあとに
「キミ、つまんないよね(笑)」
「いつか誰かにもっと喋りたいって思われるようになれるといいね(笑)」
って言われた僕の気持ちとか考えたことある?
いまこれ泣きながら打ってますけど、これガチですからね。
でもね。
そんな僕でもね、プレゼンは一丁前、もしくはそれ以上にできるんですよ。
なんでかって?
本番までに死ぬほど練習するからだよ。
いいですか。
会話することと、プレゼンすることには大きな違いが2点あります。
プレゼンは
●一方的に喋ることが良しとされる
そして
●事前に喋る内容を知っている(自分で決められる)
ものです。
つまり
『他者からの干渉を受けずに用意してきた分をそのまま披露できる』
わけです。
プレゼンは練習すれば誰でも並み以上にはできます。
断言します。
出版甲子園では僕はプレゼンまでに
少なくとも20回は通して練習してます。
それに加えて暇な時間や寝る前にイメージトレーニングは欠かしませんでした。
アナタ、そんだけやって誰それはプレゼン上手いとか言ってるの?
ちょっと考えてみたらすぐ分かると思うんですけど、
講習で飯食ってるプロだって死ぬほど練習してますからね。みんな。
ていうかプロこそ練習してますわ。
漠然と誰それはプレゼン上手い、だから内定取れる、評価されるとか言ってる人さ。
テレビでオリンピック選手がすごい記録出してるの見て、
「こいつは走るのが早いから金メダル取れるんだ」
とか、バカみたいなこと言ってるのと似てるよ。
それくらい足が早いことと、たかだか僕くらいのプレゼン力を比較するのは非常におこがましいですけどね。
あの人らだって、キミが想像つかないぐらい走ってる=練習してるからね。当たり前ですけど。
んでね、練習すればするほど、余裕が生まれてくるわけです。
最初は次に喋ることで頭いっぱいですけど、だんだん慣れてきて、身体に染み込んでくるんです。
そしたら聴衆の様子とか見ながら、それにそった対応ができるんです。
・わかってなさそうな雰囲気だったらもう一度説明する
・聴衆に質問を投げかけて回答から話を広げる
・身振り手振りを追加する
とかね。
原稿も見なくていいから、そういった目も使えるし。
これだけできたら、プレゼンうまい、って言っていいですよ。
「プレゼン力無いから……」
とか言ってる大学生さんたち。
そんなこと言ってたら、マジで一生内定取れないですよ。
考えてみてください。
サークルでもそうだろうし、ゼミでもそうだろうけど、
プレゼンをする機会は人生のなかで、とても多いんです。
別に就活だけじゃないです。
社会人になったらプレゼンの繰り返しです(もちろん一概にはできないですけど)。
だからね、
せっかくサークルとかゼミとか、失敗しても大したことにならない場が設けられているんだから
死ぬほど練習して、本気で発表してみ。
きっと
「わたし、意外とできるやん」
って思えるから。
そうしたら自信も生まれて、その次のプレゼンはもっと上手くできるよ。
がんばってみて。
就活の面接はプレゼンではないって本にも書いたんですけど、似ている部分はあるんです。
面接では同じ質問を何回もされることがあります。
それにちゃんと練習をした上で臨んでたら、
予想していたものとは多少ニュアンスや方向性の違う質問がきても身体に染み込んでいるから、言葉が自然と出てくるんです。
慣れてるからね。回数こなせばこなすほど慣れます。
そうしたら喋ってるうちに考えることもできるから、面接官との質疑応答も噛み合いやすくなるのね。
結論
コミュ障はなかなか治らないけど、プレゼンは練習すれば誰でも並み以上にはなれる。
具体的な練習方法とかは、いずれ、別の機会に書きますね。
最後に
コミュ障改善の方法を知っている人がいたら
munousyukatu@gmail.com
までご連絡ください。
身体で代金をお支払いする準備はあります。
ほんとやばいよ。
コミュ障は会社に居づらいわ……
無能でした^^