「就活デモでも」
就活ビデ:就活でついた汚れを洗い流す(女子限定)(ぜんぜんおもしろくない)
もはやセクハラでしょうか、無能です。
最近ネット上のニュースサイトなどではよく取り上げられています。
そう、就活デモ。
ちなみに東京(twitter)と京都(twitter)で11月23日に同時開催ですから、興味のある方はどうぞ。
かなりぶっちゃけて言いますと、この「無能の就活。」ではこういった活動に触れることはなるべく避けようと考えていました。
理由は一つです。
恐いって思われたくなかったんです。僕が。
「デモ」って聞いて「え、それレフトウィング?それともライトウィング?」とか「車とか燃やしちゃう感じ?」みたいな印象というか、疑問や恐怖心を少なからず皆さん覚えると思うんです。
特にそういった活動に関わったことがない方は。
わかるなー。いやー、よくわかる。
「ハレンチビデオ借りようと思ってレンタル屋に行って、全然借りるつもりは無いんだけど怖いもの見たさで熟女ものコーナーに行ったら『トメ子72歳 女、狂い咲き』を発見してゲロしそうになる」
っていうあるあるネタくらいよく分かります。
日本人の国民性というか気質としてね。
「雄弁は銀。沈黙は金」とか
「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び」みたいな
何にも声にしないこと、大勢に迎合していくことが美徳である、っていう認識があると思うんです。
それはそれで僕は良いと思います。
僕もそう思っている節もあります。
ただ、就活デモをしている人たちを批判する方々、ちょっと自問してみてください。
あなた小学生のとき授業中に手をあげて質問したことありますか?
「これ答えられる人?」って教師に聞かれて「やべー、当てられたくねー」って目をわざとらしく逸らしたことありませんか?
人前に立って自分の意見を大々的に声にしてみたことありますか?
そうですね、ほとんどの方がそうしてこなかったはずなんです。
僕もそうです。
大衆の一人でした。
じゃあ就活デモを計画している、または参加している方々はどうでしょうか。
就活デモの共通する点は「現行の就活制度への批判、改善の要請、または社会的意識の生成」です。
各々デモによって、さらに言えば参加者によって異なるでしょうが、ここだけは共通しているはず。
つまり彼らは大衆が溶け込む制度から離れ「大衆に向けて声を出している」わけです。
そのストレスや勇気を少し考えてみて欲しいんです。
授業中に手ごときをあげられなかった人が批判してもいいものなのでしょうか。
僕はデモをすることによって批判は避けられないと思っています。
ただ、その批判は「主張内容に対するものであるべき」だと思っています。
就活デモをすること「自体」への批判や嫌悪感が、あなたの心のなかでは強くないでしょうか。
拭いにくいものだと思います。
僕も同じです。デモって恐い、そう思っています。
でも僕も「いまの就活はおかしい」と思っている人間です。
(僕は取り巻く環境への疑問が強いので内容は異なると思います)
ですが「あ~ん?何でデモに参加しね~んだ~?」とは言いません。
それは皆さんと同じように「デモって怖いな」と感じてしまう部分があるからです。
ただ、それでも、僕は皆さんにお願いを申し上げたいです。
参加しなくてもいい。
もちろん企画もしなくていい。
ただ、応援してほしい。
声を大にして日本を変えていこうと思って行動している若者を見届けて欲しい。
これはあくまでお願いです。
批判することも非常に彼らにとって有益だと思います。
ナにクソ!っていうやる気にもなるでしょうし、批判から考える問題意識もあると思います。
でも「デモだからダメ」というように、彼らの主張内容に目を向けないことだけはしないで欲しいのです。
就活生の多くが就活やそれを取り巻く環境に苦しんでいることは事実です。
でもみんな内定をとるとその懐疑心や嫌悪感を忘れてしまうんです。
彼らはその意識を社会全体に広めようとしているんです。
決して内定が取れなかったから言っているわけではないんです。内定とっている人も、就活しなかった人も中にはいるんですよ。
少しだけでいいので
「おーおー、若者(もしくは同世代の奴ら)が頑張ってんなー。どれ、何を言いたいのか少し見てやるかな」
という気持ちを持ってください。
主張内容に対する批判や議論は、彼らも大歓迎だと思いますので。
では。
無能でした^^


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