インタビュー『彼女がいかに好きかを語って内定』
寂しいときは自分のおっぱいを揉みます。
そろそろ怒られそうな無能です。
まず、ご連絡。
『就活セミナー否定の無能セミナー(内定理論と下ネタを添えて)』の開催日時、決定いたしました!
あらためてまとめますね。
場所:京都の四条烏丸にある「私学会館」の202室
日時:11月13日の日曜日 1時~5時です。
ゲスト:大阪市立大学特任講師の瀧本知加さんです。
専攻は日独の教育比較で、教育的観点から就活をみたお話をしていただけます。
(僕は事前にお会いさせていただきましたが、スタイリッシュで確実に僕より生気に溢れているお姉様です)
ちなみに、セミナー後には懇親会も予定しております。懇親会からなら!という方も大歓迎です。
参加ご希望の方は「munousyukatu@gmail.com」までお名前をお送りください。
はい、では本題に入ります。
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先日、僕は東京へ行ってきました。先日といっても9月の話です。
新宿駅に降り立った僕は、うろうろと一帯を歩き回っていました。
人とお会いする約束があったのです。
それが「ダイスケさん」です(twitter)
僕がtwitterで
「東京行くんスけど都会怖いッス。誰か僕の相手してエヘエヘ」
とかつぶやいていたら、快く僕をお誘いしてくださったのです。
午後から予定がありましたので、朝イチの待ち合わせです。
ダイスケさん「薬局の前にいますから、声かけてくださいね」
携帯電話でやりとりをしながら歩き回っていました。
ただ、僕はこのとき額にねっとりとした汗をかいていました。
ダイスケさんを探して歩き回っていたのはもちろんあるんですが。
僕このとき便意がめちゃくちゃすごかったんですよね。
だから僕の心中では 便器>ダイスケさん の構図がこのときは成り立っていたわけです。
僕の心中ではTOTOの需要がうなぎ上りだったわけです。
(失礼過ぎてぶち殺されても僕は文句言いません)
さて、そんなこんなで僕は薬局の前に辿り着きました。
(うんこはビッグカメラかヨドバシカメラの4Fにある半畳くらいしかないトイレで済ませました。店舗自体が激狭だったので絶対にあそこの店員は「ズバババババッ」という僕の肛門が奏でる旋律に酔いしれたはずです)
そして、遂にダイスケさんが現れたのです!
僕(うわー、ただのイケメンやないですか……)
金髪で男らしい彫りの深いご尊顔に僕の心は折れました。
ダイスケさん「こんにちは、じゃあカフェでも行きましょうか」
綾小路きみ○ろがイケメンにリードされて新宿の街を闊歩します。
カフェに到着しました。
ダイスケさん「ブログ見てますよ、おもしろいですね」
この時点で僕のダイスケさんへの好意が確定したというか、むしろ抱かれる覚悟ができました。
なんなら今年の僕的抱かれたい男のグランプリが確定しました。
僕「いやー、そんなー。言いたいこと言っているだけですから」
ダイスケさん「僕も同意見なことが多いんですよ、エピソードとかもあって」
僕「お伺いしてもいいですか?」
ダイスケさん「ある会社で選考がありまして、集団面接だったんですけど。僕の他には2人いて。『自分が最も現れる話題』をいくつかの中から選んで、その話をするっていうやつだったんですよ」
僕「ほうほう」
ダイスケさん「サークルとかゼミとかバイトとかが選択肢にあったんですけど、一番最後に『彼氏彼女』っていうのがあったんです。もう、これしかないだろ、と」
僕「なんでそう思うんですか?」
ダイスケさん「僕、彼女のことめちゃくちゃ好きなんですよ」
お願いして写真を見せてもらいました。
ダイスケさん「他の二人はサークルの話をしていましたね」
僕「まぁ、ふつうはそっちに行きますよね」
ダイスケさん「ですね。何を話したかっていいますと。
僕の彼女は男性とクリスマスを過ごしたことが無かったんです。それで、クリスマスって言ったら誕生日とかとは違って日本中が共有する記念日じゃないですか。そのなかで1番にしてあげたかったんです」
僕「既にハートウォーミングな話になる気配がありますね」
ダイスケさん「でも、それには障害があって。彼女の家はけっこう厳格なんです。そしたらまず豪華なホテルに泊まるとかいう選択肢が無くて、門限があるから時間制限もある。そしたら4~5時間くらいを最大限に使わないといけないじゃないですか。それで僕は思ったんです」
僕「なんと?」
ダイスケさん「空しかないだろ、と」
僕「ほほう!」
ダイスケさん「まず舞浜に彼女を連れていったんです、目的地は告げずに。普通ディズニーランドに行くと思うじゃないですか、彼女もそう思ったらしいです。でもそこでディズニーランドをスルーしました」
僕「他の客の流れから外れるわけですね」
ダイスケさん「そうです。彼女も『え?どこいくの?』みたいな。それで連れて行ったのがヘリポートです」
僕はここでダイスケさんがかっこ良すぎてテーブルの下では思わずズボンを下ろしてしまいました。
もはやダイスケさんの彼女は僕の敵です。
僕は狡猾な泥棒ネコに成り下がります。
ダイスケさん「就活もありましたし、もちろん学校もありました。でも僕はそれでもそれらがおざなりになってもバイトに勤しみました。やっぱりヘリは高いんです。でも僕は彼女を喜ばせたかった、一番にしてあげたかった」
僕「っていうのを言ったんですか」
ダイスケさん「そうです、面接官に『自分がいかに彼女を好きか』を話しました。正直、ぜんぜん掘り下げられなくって困りましたけど、それでも僕としては言ってやった、自分らしさを全部伝えたっていう気持ちだったんで、後悔とか無かったですね。
結局、その選考は僕だけが通過しました。」
ダイスケさん「就活生は何でもかんでも「盛り」たがる。でも元がゼミとかサークルとかなんで、そんなところで張り合っても、盛っても大差ないと思うんです。もっと言ったら世の中には優秀な学生がたくさんいていろんなことやってるからエピソードの大きさでは絶対に勝てないんです」
僕「やたら数字にとらわれたり、とか」
ダイスケさん「そうです。僕も文化祭の委員長やってたので数字の成果もありましたけど、そんなこと社会人に言ってもどうしようもない。だから僕は売り上げ追求じゃなくて、委員や文化祭の参加者の「楽しさ」という見えない結果を追求しました。そういう話を面接官にしました。」
そうして僕はダイスケさんとお別れしたのでした(
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僕はダイスケさんの「彼女めっちゃすっきゃねん自己PR」も人間性自己PRとそう違いは無いと思います。
就活生は数字に捕らわれ過ぎています。
文化祭の動員数の増加の話をして「○○人から○○人にしました!」って言って社会人に何が伝わりますか?
何でもいいですけど検定試験の結果の話をして「○○点から○○点にしました!」って言って、そもそもそのテストの実情を知っている人がどれほどいますか?(このあたりの話は後日もっと詳しくします。インタビューがまた別にありますので)
要は「どんな人間かを伝えないことには無能学生に内定はほぼ100%有り得ない」んです。
逆に聞きますが、資格も実績も無い上に、素性やどんな人間かもわからない人間の何を理由にして採用しますか?
しないですね、ふつうは。
無能学生の皆さん、僕らは優秀じゃないんです。ダイスケさんのおっしゃるとおり、エピソードの大きさ、一般的に見た『凄さ』では有能学生には絶対に勝てないんです。
だから、どんな話題でもいいですから、とにかく「アナタの人間性」を伝えなければ何も始まらないんです。
ここにしか未来は無いんです。
ダイスケさんは行動派ですから、無能学生ではないかもしれません。
しかし彼のやった自己PRは、人間性自己PRに通ずるものです。より人間性自己PRこそ地上最強であることの証明に一役買っていただいたかと思います。
最後に。僕が思ったこと。
「いかに彼女がめっちゃ好きであるかを語って」選考に通過したダイスケさん。
「いかに女の子がめっちゃ好きであるかを語って」選考に通過したことのある僕。
うーん、イケメンには適わんです(今日は僕の社会的立場を貶めながら失礼いたします)。
ダイスケさん、あらためて貴重なお話をありがとうございました!
ではでは、無能でした^^
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