無能学生の就活における要
お久しぶりです。
もう夏休みも中盤ですね、日々のなんと無常であることか。無情でもあります。
コメントなどでまた内定や倍率の高いインターンに通ったなどのご報告をいただきました!
たらこ!たらこさん、見てますか!?YEAHHHHHHHHH!!
インターン通った方、油断しないでくださいね。「無能の就活。」のインターンの記事をご覧になってください。無駄になるかならないかは、あなたの心持ちしだいです。
さてさて、本日の記事なのですが。
mixiなどで「結局、内定取るには何すればいいねん」という質問が多いんです。
そこで毎回同じことを言うわけにはいきませんから、一度、要となる部分をまとめてみました。
「自己分析→自己PR」の部分です。
以前に更新したものを分かりやすく、直してみました。
すでにご覧になった方でも、楽しく読めると思います。
それでもういくつか、あらためて修正したのには理由がありまして。
そのうちの一つなんですが。
やっぱりまだ4回生以上の方にも就活を継続されている方がいらっしゃいます。
その方々に、即効性のあるアドバイスができたらいい、と思ったんです。
まぁ、ごたごた言うより、見ていただくのがいいですね。
では、はじめます!
ブログ『無能の就活。』で読者様からご質問をいただいたことがあります。
その内容は
「自己分析何したらいいかわからなくなっています。どうやって進めたらいいですか?」
でした。
よく言われますね、自己分析。就職活動をするに際して絶対に通らないといけない道であるかのようにされています。
かく言う僕は一切やっていません。夏休みを僕ほどにパソコンを前にして布団のなかで過ごした学生も少ないでしょう。そうです、クズ野郎です。
しかし、何も考えが無かったわけではありません。
というのは、僕は自己分析で得るものを「人生を歩む上での行動指針」だと定義しています。こんなことは生活をしていたら日々考えているべきことですよね。
僕も就職活動をしていて度々「自己分析につまずいてさァ」とぼやく人に出会いました。
思いましたね。
「君はこれまで何も考えずに生きてきたの?」と。
「好きな人に告白するとき何で好きなのか考えないの?」と。
「振られたとき理由とか考えなかったの?」と。
「何で真理子ちゃんは僕に冷たくあたるの?」と。
「真理子ちゃん、何で僕の元を去ってあの男のところに行ったの?」と。
あ、すいません。いつの間にか僕の話になっていました。あれ、視界が滲んできました。心の汗をかいています。
――話を戻しまして。
しかし、これらは自己分析に悩む方々を決して小馬鹿にしているわけではありません。
皆さんにお聞きしましょう。
自己分析って何を分析しているのですか?そして、分析して得られた結果をどこに生かそうと思っているのですか?
僕は想像すらできません。就活支援サイトはもちろん、大学の就活講座でも「皆さん、まず自己分析をやりましょー」なんて言われます。就活支援セミナーでもさせられます。高い受講料を支払って「自分自身の考えを考えさせられる」んです。馬鹿らしくないですか?
お母さんに「ママ、私ってどういう人間?小さいときはどうだった?その時から変わったことは?今 私が人に誇れる部分ってどこだと思う?逆に足りない部分は?」って小一時間くらい夕ご飯作りを手伝いながら聞いたほうがよっぽどマシです。
(書いていて、この方法良いような気がしてきました。僕も就職活動して母や父が自分をどう見ているのか知ることができましたし)
机に向かって考えるだけの自己分析で得られることなんか何一つありません。今すぐやめてください。
しかし、自己分析(この表記はしたくないですが便宜上そうします)は必要です。
ちなみに、ここでも「有能」な方々と僕らみたいな「無能」な方々の差がでてきます。
というのは、有能な方々には「資格や実績」がありますよね。それはTOEICであったり、大会の優勝経験などです。それらは面接官や人事に「その人が歩んできた人生や努力」を代弁してくれるものになります。
はっきり言って彼らには自己分析などそもそも必要が無いんです。持っている資格や実績を言えば、あとは人事や面接官が想像してくれますから。
一方、僕ら無能な学生にはそれがありません。
つまり、人事や面接官からすれば、初めてエントリーシートを見たりしたときや対面したときは、まったく素性の知れない(想像できない)人間がいるわけです。
深夜の路上でトレンチコートを羽織ったオジ様に遭遇したようなものです。そのオジ様がアナタなんです。とても怖いですね。トレンチコートの下にはどんな兵器(性器)が隠れているか不安になりますね。
さすがに面接官は「ひィィッ、変質者みたいな学生がきたわ!」と思うことはないでしょうが、アナタが素性のわからない人間であることに相違ありません。
つまり、そこから如何に自分という人間を伝えられるかが勝敗を分けるのです。人事や面接官に、変質者から欲しい人材へと認識を変えていただく必要があるのです。
そこで必要になってくることは何でしょう。
それは「アナタという人間を象徴的に表すあなたらしい行動」です。
「だからそれが「実績」なんちゃうんかい!?オン!?」って思いました?まぁまぁ、話は最後まで聞いておくんなまし。
「あなたという人間を象徴的に表すあなたらしい行動」は何も特別なことではなくていいのです。ていうか僕ら無能の衆が何にも持っていないくせに特別なことを探そうとするから、皆は失敗していくのです。だって、ずっと怠けてきたから無能なのですもの。
とはいえ何でもいいとは言えません。しかし要はアナタを伝えられればいいのです。
では、いよいよ具体的な方法論に移ります。
先に無能の方々が自己分析をするのに必要な期間をお伝えします。
2日です。
『無能』流自己分析は2日で終わります。
さて、この2日間という日数、どういう意味があるのかといいますと。
2日間あれば、午前0時から次の午前0時までを体感できるんです。つまり「丸1日」ですね。この2日間は特別な日である必要はありません。いつも通りのあなたの生活が望ましいです。
朝ごはん食べるけど便秘だからあんま食べられなくて、朝シャンしているうちに便意催すけど出せなくて、
女子なら化粧水とかつけて化粧して、男子なら髪の毛をセットして、
学校に向かって授業はサボって友達と喋っている間もちょっと便意の気配感じて、
サークルで遊んでちょっと漏らしかけて、
帰ってきて最近は恋人からのメールがそっけないなぁとか思いながら犬の散歩いってウンコ拾って持って帰って、
おなか苦しくて夕ご飯食べられなくて、ゲームやら勉強やらして下剤の服用を考えて……。
みたいなね。特別なことなんか一切必要ありません(便意を感じている必要もありません)。
何故なら、日常にこそあなたという自己は存在するからです。日常にある一つの場面の切り取りこそ、あなた自身を反映させたものであるからです。
今まで自分がやってきた自己分析、もしくは自己分析ってこんなのだろうなというイメージを想起してみてください。こんな感じではないですか?
中学校のときは吹奏楽部で、けっこうがんばったなぁ。本当はフルートしたかったけど、クラリネットになって残念だった。でも最後の大会は感動して大泣きしちゃった。
高校はそれなりのところに進学できたけど、部活はやらなかった。受験勉強あったし。
音楽をずっと聴いていたかな。
受験勉強は塾にも通って辛かったけど、大学には無事進学。
サークルで軽音楽部に入って楽しめたな。
定期演奏会の準備は大変だったけどお客さんは去年より増えた!だって自分は幹事として頑張ったものね!
もしくは
自分ってどういう業界に行きたいのだろう。
ん~、好きなことっていったら音楽と、あとオシャレかな。
だからスピーカーメーカーとレコード会社、アパレル、化粧品関係もいいなぁ。
音楽は言葉を超えて人を繋ぐもの。オシャレすると人は自分に自信を持てるよね。
私もそういう経験あるもん!
定期演奏会にあまり日本語話せない留学生がきたけど感想アンケートにはすごく良かったって書いてあった!
あとバイトしている服屋さんにフィリピン人が来たときは大変だったけど、誠心誠意対応したら最後は笑顔で服を買って帰っていった!
うん、これは自己PRにも使えるぽよー!
皆さんは分からないでしょうが、僕はこの文章を鼻に指を突っ込みながら書いています。あなたはこんな文章で表現できるような薄っぺらな人物なのでしょうか。
違うでしょう。ぶちギレていいですよ、僕に。なんならお尻もぺんぺんしてください。
『無能』の皆様方、これだけは言えます。
あなたという人間には誰もが賞賛してくれる性質が、必ず存在します。
『無能』は「何も持っていない」ということじゃないのです。「持っていることが人には伝わりにくい部分にあるだけ」なんです。勘違いしないでください。不安がらないでください。
では!いよいよ具体的にどういったことを考えればいいのかについて、方法論、核心の部分に向かいたいと思います。
ある日、ブログ『無能の就活。』にこんなメッセージがある方から届きました。
「学生時代に打ち込んだことがありません。バイトもサークルもしていませんし、小さい頃から続けて来たこともありません。自分の良いところも見つからず、ガチで無能なので悩んでいます。自己PRで言えそうなことと言えば4年間遅刻をしなかった事位です。どうしたら良いでしょうか?」
ちょっと何を仰っているかわかりません。
「4年間遅刻をしたことがない」って最高でしょうが!!
誰にでもできることではないです。
僕なんかデートの約束忘れていて本当に女の子にぶん殴られたことあります。いいパンチ持っていましたよ。あの子、今は何しているのでしょうか。
自己分析に必要なのは丸一日ということを申し上げました。そこでするべきことは、いつも通りの日常を送ることです。そして考えるべきこと、探すことは。
『自分のなかで信念として持っていて実際に行動に移していること、もしくは何も考えていないけど自分のなかでは当たり前のこととして行動していること』です。
4年間遅刻をしなかった彼を例に挙げましょう。
4年間遅刻しなかったのは何故ですか?
何のために?
自分のために?それはどういう理由で?
人のために?どういう理由で?
親にそういう教育をされたから?親はなぜそう教えたの?その結果を自分はどう考えている?
これ以外にも深く、そして具体的に「自分はなぜこれまでそうしてきたのか」を考えてください。題材は本当に何でも構いません。それが実際にあなたのなかで大切にされていたことなら。
例えば、
生き物が好きで、これまで飼っていたペットを平均寿命前に殺したことがない。
家族や友人に隠し事をしたことがない。
公共交通機関では必ず、怪我人、妊婦、老人に席を譲る。
サークルでは会計などの地味で誰もやりたがらないことをいつもやっていた。
バイトでは必ず最後に全体のチェックを隈なくしてから帰っていた。
とか。
この程度のことでいいんです。ありますよね、一つや二つ。どんなときも自分はこうしていた、ってことが。
すると、そこには必ず理由があります。あなたをそう仕向ける信念や心の規律があるはずです。もしなければ考えてください。何でだと思う?と親に聞いたって構いません。
結論です。
こうした作業を経て出てきた「行動と理由」が、無能の学生であるアナタを「他人とは一線を画す人間」に仕立てます。
分かります、「自己分析しなさい」なんて判然としない曖昧模糊なことを大人達に言われて、具体的に何をすればいいのか分からなくなってしまったんですよね。
だから、名前をこうしましょう。
「無能のぶらり日常探訪。」
いつもの普段の行動。そうせしめる信念や心の規律。
用途が違えば、もちろんまた別の自己分析が必要でしょうが、面接官にアピールをするために必要なことなんて、我々、無能の衆にはこれくらいなものです。充分、いえ十二分なくらいです。
ここであげたのは日常のなかにあるたった一つのあなたの行動に過ぎません。しかしそれこそが「あなたという人間を象徴的に表すあなたらしい行動」であり、他の就活生とは絶対に被らない個性なんですね。
ちなみに著者である無能こと僕はどういうことを書いていたかと言いますと
「『人様のために』というのが母親の教えだった。自分はそれを『組織のために』と捉えて生きてきた。ゼミならば飲み会の企画など、人が嫌がるどんな雑用も組織のためにこなしてきた。そして日が当たらなくても、周囲の人間は「ありがとう」と言ってくれる。それが自分は正しいと思ってきたし、これからもそうやって仕事に向かう。そうしたことの繰り返しが今の僕を作っているし、これからも成功に導いてくれる」
こんな感じです。
やっていることは極々、普通のことですよね。なーんにも特別なことではないです。
でも、僕の人間性が分かりますし、何よりめっちゃ好感が持てませんか?(自分で言うなボケという拳を伴うツッコミは話が終わってからお願いします)
あとはこれをどのようにしてエントリーシートや面接で使うかです。
確認です。
『無能』流自己分析が済めばあなたはもう「他人とは一線を画す人間」です。もう「私には何の取り柄も無い……」と頭を抱える必要はありません。そんな悩みは昨日の夕ご飯と一緒にトイレに流してください。
先に申し上げましょう。あなたがこうして「ぶらり日常探訪」して知り得た自己は
TOEIC800点
留学経験
体育会系の部活
学歴などなど……
時にこれら全てに勝ります。まず自信を持ってください。今のあなたはとても素敵です。(ブラボー!マーヴェラス!)
しかし、肝心なのはここからです。「あなたという人間を象徴するあなたらしい行動」は面接官や人事に伝わらなければ何の意味もありません。
では、どこでこれを用いればいいかと言うと、「自己PRをしてください」とエントリーシートや面接で言われたときです。当たり前ですね。
皆さん『無能』な方々が就職活動で最も頭を悩ますのはここでしたよね。
「自分には自己PRする点がない……」
「周りは英語できたり、留学していたりしている」
「あ~ん、『たこパ』しかしてないよ~。なんか資格取っておけば良かったナリ~(汗)」
あのですね。
まず何よりも先にこれを述べさせていただきたい。
僕をたこパに呼べよ。(たこパ→たこ焼きパーティ。大学生が三日に一回は行っていると言われるリア充中のリア充行為。)※リア充=リアル(現実)が充実している人。
僕は一回もしたことないですよ。(この時点で皆さんは僕より優れていますね☆)
まぁ、僕は一人カラオケと一人回転寿司のプロですけどね。羨ましいでしょう。
話を戻しましょう(ハンカチ片手に)。
僕は就職活動をしてきて、面接は100回以上受けています。そのなかにはもちろん集団面接もありますので、必然的にいろんな学生を見てきました。
よくいるんですよね。
「自己PRしてください」って言われて、自信満々のしたり顔でTOEICの点数述べたりとか、資格の話したりとか、留学に行ったことを話している有能学生達。
僕はもったいないなー、って思っていました。
何でか?
そんなことエントリーシートに書いてあるんですよ、わざわざ言い直さなくても。
英語も留学もとても素晴らしいことだと思います。
しかし勘違いしてはならないのはあくまでそれらは「その人という人間+α」のαでしかないということです。
その人の人間性あってこそのαなのであり、αがその人の人間性を超えることは絶対にありません。プリンあってこそのカラメルなのであって、カラメルはプリンを超えないのです(わかりにくい)。
例を挙げないと、賛同していただけないかもしれませんね。
こんなことがありました。
ある会社のグループワークがありました。三次選考くらいでしたか。人数は僕を含めて6人。小一時間くらいグループワークをしたのですが、メンバーの皆さん、とても良い方達ばかりで作業もスムーズに行えました。
そしてその後、そのメンバーのまま集団面接に突入しました。
僕はトップバッターでした。
その時には僕は「ぶらり日常探訪」が無能の学生にとって最高の自己分析であるということに気付いていましたので、先ほど例として記述した「僕という人間を象徴的に表す僕らしい行動」を元に、人間性を面接官に話しました。
本当にそれ以外は言っていません。
面接官の反応はまずまずで、僕は安心しました。
そして残りの5人に面接は移っていきます。
そこで発覚したんです。
なんと。
僕以外は全員バイリンガル。
ええ。
さすがの僕もリクルートスーツをびしゃびしゃに濡らしましたね。
聞いてねぇよと。先に言えと。どういう状況やねん、と。
一人だけ鎖国状態だったわけですよ。グループワークをしているときには見せなかったグローバラー共がここにきて、僕に牙を剥いてきました(逆恨み)。
一人の男子は3ヶ国語が話せるとか言っていました。きっと彼は日本人の心を忘れています。きっとたくあんとか食わないでしょう。
挙句には面接中におフランス帰りの女子とフランス語で会話させられました。なぜ面接官も僕を指名してきたのか分かりません。他に適任いるだろう。
とりあえず僕は
「ジュテ~ム☆」と、なまめかしく言ってやりましたね。かましてやりました。
相手「Que le travail chasser incompétent soit publié」(何言ってるかわからない)
もうこれは完全に僕を潰しにかかってきていましたね。しかし僕も負けじと、
僕「……ボ、ボンジュ~ル。メルシー、ボークー」
ついでに「イッヒ!イッヒ!」と言ってやりましたが、後々に調べたらそれはドイツ語でした。
隣の3ヶ国語が話せる人「今のはね、『ありがとうございます。あなたも素敵です』って言ったんだよ、ハハッ」
知らねェよ。フランスパンでぶん殴るぞ。とは言えませんでした。
音楽は世界共通と言いますから、いっちょ「ロンドン橋落ちた」でも歌ってひんしゅくを買ってやろうかとも思いましたが、そこはもう一つの世界共通である笑顔で乗り切ってやりました。完全にひきつっていました。
これは東京で選考だったので、終了次第、今は東京に住んでいる母親と合流してご飯を食べにいきました。もちろん泣きながらです。
何が一番悲しかったって、母親が「おいしいからたくさん食べて元気だしーな!」と言って連れて行ってくれたお店がフレンチレストランだったことです。母親もグルでした。
でもですね、結果はなかなかにおもしろいことになったのです。
なんと僕以外は全員が落ちていたんですよ。
ここで僕が先ほど、申し上げていたことを思い出してください。『あなたという人間に勝る資格や能力など何一つとして無い』でしたね。
その集団面接でも、正直に申し上げると僕はこう思っていました。
「皆、自分の持っている資格や能力に振り回されすぎて『自分の説明』が全くできてない」と。
彼らは面接官に自分自身がどんな人間であるかではなく、自分の有する資格や能力がどんなものであるのか、どんな凄いことであるのか、しか話していなかったのですね。
もちろん、資格や能力、実績は大変に強力です。あるに越したことはありません。
しかし、これはあくまで僕の予想ですが、企業が僕ら学生から最も聞きたいことは「人柄」です。だからこそ面接という選考形態があるんです。資格や能力だけで決まるのならばエントリーシートの段階で僕は切られていますから。だって僕の人間性やそれに伴う行動のことしか書いていませんもの。
じゃあ面接官はどうして僕にフランス語での会話を強制してきたのでしょうか。このあたりも考えてみましょう。
恐らくですが、面接官はその時点で僕を通過させることを決めていたのだと思います。フランス語の会話の出来不出来で僕の選考結果が決められたのだとしたら、そんな理不尽な話はありません。他の人達はまだ通過させるか判断しかねているので、そこにフランス語会話で動揺させてしまうのは好ましくないと考えたのだと思います。
さて、元の話に戻りましょう。もう少し掘り下げます。
どうして資格や能力、実績よりも『人間性や人格』が優先されるのでしょう。
理由は、どんなに良質な資格や能力を持っていたとしても、それは『誰かに認められた能力』であるからです。
つまり、他にも同質のものを持っている人間や、もっとすごい資格や能力を持っている人間は五万といるのです。留学なんか分かりやすい例ですよね。昨今、留学なんか何一つ、目新しいことではありません。
結論として、人柄に勝る資格も能力も実績も存在しないんですよ。
でも皆さん、今こう思っていませんか?
「その企業が人柄を認めてくれなかったら採用されないんじゃないの?お前の場合だってその企業が偶然に認めてくれただけなんじゃないの?」って。
はっはっは。おもしろいことを仰いますね。そう思っちゃいますか?
いやー、言わないと分からないかなぁ。
その通りですよ。(ウザい)
人柄に公正公平な評価をつけることなんか誰にもできません。結果はその面接官が認めてくれるかどうかに完全に依拠します。こればっかりはどうしようもありません。
皆さんに絶対にやってほしくないことは、この一つの記事だけを取り上げて実行することです。「無能の就活。」全体を一点の隈なく、実行してください。一連の方法を取らなければ、『無能』の方々に効力が発揮されることはありません。
「受けられるだけの企業を受けてください。周囲の友達が3社受けている間に30社受けてください」と僕は以前に申し上げました。
それはつまり、そうしているうちに「アナタの人柄に両手を挙げて賛美を送ってくれる企業に出会うことができる」ということなのです。
企業に合わせて自己PRを変えることなど愚の骨頂であると思います。というか、そんなことが可能であるのならば方法を教えてほしいです。
あなたのこれまでの人生を思い返してみてください。
自分は普通に生活していただけなのに、誰かにあまり良い印象を持たれていなかったことはありませんか?相手は平生のアナタに対して良い印象を持たなかったのです。それを変えることはできましたか?
面接官も人です。あなたがどんなに考え抜いて「その企業にあった人物」を騙ったとしても、どういう評価を下されるかはわかりません。操作不可能です。就活コンサルタントや人事にだってできません。
自分の人柄を自己PRして落ちれば、それでいいんです。
つまり、それは自分に合わなかったということの証明に他なりません。自分に合わない企業に入って何の意味があるのでしょうか?きっと苦しい思いをするだけです。
僕は周囲の学生の何倍も企業を受けました。つまり、それは人の何倍も選考に落ちたということでもあります。 しかし凹んだり、落ち込んだりすることはほとんどありませんでした。
何故なら、自分の人柄を説明して選考に落ちたのならば、誰も恨む必要はないからです。
自分の人柄を自己PRすれば結果は二つに一つしかありません。
無能「僕はこんな人間です」 → 面接官「では、うちの企業には合いませんね。落選!」
無能「僕はこんな人間です」 → 面接官「うむ、うちの企業に合っていますね。採用!」
誰も悪い人はいませんよね。だから落ち込む必要は無いのです。
就職活動がうまくいかなくて落ち込んでいる知り合いが何人もいました。僕はそのとき「きっと自己PRに振り回されているんだろうな」と本心では思っていました。
自己PRを自分の人柄にすることには三つのメリットがあります。
一つ、資格や能力、受ける企業に振り回されず、ぶれない自己PRができる。
二つ、その企業に合っていれば、どんな資格や能力、実績を持つ有能学生にも負けない。
二つ、落選しても落ち込む必要が一切無い。
ぜひ、『無能のぶらり日常探訪』をして、そこで見つけた自分の信念や人間性で『無能流自己PR』をしてください。きっと、気持ちは軽やかに就活を行えると思います。
もう一度だけ言いますね。
『無能』である僕達は何も持っていないわけじゃないのです。
「持っていることが分かりにくい部分にあるだけ」なのです。
皆さん、それぞれ素晴らしい性質をお持ちだと思います。それをたくさんの企業に伝えましょう。
必ず、『無能であるアナタ』を誰よりも、どんな有能学生よりも、「欲しい人材」だと思ってくれる企業にめぐり合います。
以上です。少し見にくかったですかね?汗
急ぎで作ったもので、ご勘弁を。
しかし、この記事はあらためて無能の皆様には読み直してほしい記事なんです。
これができなければ無能の皆様は「運」で内定を取るしかなくなります。
で、ここらへんで。
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お願いします。




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