最終面接で守りに入るヤツがこける
ブログのPVがやたら伸びていてきょどる。
無能です。
3月に入ればナビサイトオープン。
就活を意識したくしなくても意識してしまう時期です。毎年この頃になるとブログを見てくださる方が増えます。
毎年、なんかどきどきします。
普段、注目されないから。
部屋の隅でもやしを栽培するような生活してるから。
光を。
新刊「凡人内定完全マニュアル」、好評発売中です。

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正直、過去作よりも新刊のほうが(当たり前ですが)情報がきれいにまとまっているので、「使える」という意味では勝っていると思います。
大学の就職課の方なんかもたくさん読んでくださっているそうです。嬉しすぎる。
手に取っていただければ幸いです!
ところで、昨日、大学時代の後輩と久しぶりに会いました。
かなり有名なIT企業にいるのですが、いろんな話を聞かせてもらって、そのなかでも就活の話がおもしろかったです。
某巨大商社を彼は受験していたそうなのですが、最終面接で落ちたそうです。
それをとても残念がっていたのですが、その話がおもしろかったのでご紹介します。
その前にこちらをご覧ください。
「凡人内定完全マニュアル」からの抜粋です。
※推敲前の原稿ですので書籍では加筆修正されています
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■最終面接で守りに入るヤツがこける
男子A「最終面接になったときほど逆に思い切って言いにくいことも言っていました。内定が既にあったことも大きいですが、変にかしこまるより圧倒的に通過しやすかったと思います」
彼が自分自身の口からこれを発したとき、僕は「ちゃんと学んでるな~」と思いました。
これまでの通り、妙に『就活生』を演じて無難なやり取りをしても面接官には通過させたい人物としては映りません。
最終面接になると内定が目の前にあることが影響して、異様に就活生はカッチンコチンコに固くなります。
それまではリラックスして選考に臨めていたにも関わらず、です。
それはつまり、
評価されてきた人柄を捨てている
ことになります。武器を捨てているわけです。
なんと嘆かわしい……。
メールだと大胆なのに実際にデートが実現したら緊張してクソつまらない男に成り下がった、みたいな感じでしょうか。
経験がありすぎて泣けてきました。
最終面接こそいかに余裕をもって大胆になれるか
が重要なです。
大胆といってもセクシーに組んだ足を組み替えろとか、下卑な発想の話をしているのではなく(ぜひ女性陣とは面と向かってしたいところですが)、『キャラ解放』を継続できる状態にしないといけない、ということです。
だからこそ男子Aが言うように複数内定は強いわけです。
ハッキリ言って、こけても別の企業にいけるので安心感が違います。
同じ服を二枚持っていたとしたら一枚に醤油をぶちまけてもダメージは半分以下です。
しかし、誰しもが1発目の内定をとらなければ複数内定はできません。
だからこそ、以前に書いているとおり、どうでもいい企業の内定も必要なわけです。
「別に落ちてもいいや」という企業の内定ですら、あるとないとでは大きな違いがあって、『内定する感覚』を理解できていない人は内定持ちの就活生とは経験値として実力に圧倒的な開きがあります。
これは別のところで詳しく解説していきます。
少し話がずれましたたが『1社目の最終面接でも固くなったほうが負ける』と思ってください。
落ちても次を受ければいいんです。
落選したところでその企業にいけないだけでアナタの人生のトータルのクオリティから言ったら本当に微細な出来事です。
それこそお気に入りの服に醤油をぶちまけたことのほうが重大ですわ!
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後輩は某巨大商社の最終面接前に、2回の面接を突破していました。
彼はその2回の面接で
「最後に何かありますか?」
と言われたときに
「ESの特技の欄を見てください」
と言うようにしていたそうです。
面接官が目をやるとそこには「一発ギャグ」の文字があります。
面接官「ほほゥ……それでは見せていただけますか?」
後輩「はい!」
そして彼は一発ギャグを計2回披露して、面接を突破しました。
しかし、彼は最終面接で、役員連中を前にしたとき
一発ギャグをしなかった
そうです。
本に書いた内容とまったく同じシチュエーションです。
一発ギャグをしなかったことが原因で落選したと言い切れるわけではもちろんありませんが、それまで「一発ギャグをやって面接を2回突破してきた」わけですからうまくいってきた形をわざわざ変える必要はなかったはずです。
少なくともその企業の、それまでに会って面接官には気に入られてきたわけですから。
キャラ的に企業の風土にあっていたのかもしれませんし、一発ギャグがあったらから他の人間性が評価されてきたのかもしれません。
一発ギャグをしろ、なんてまったく思っていませんが、
ひよって控えめにいったら凡人学生は確実に不利になります。
大胆に、自分が「こうしたい!」と思った方法を、臆せず実行してください。
ちなみに彼に「何をやったん?」と聞いてみたら
両方とも僕が大学生のときに困ったら繰り出していた「東西南北」と「なんなん?」でした。
※東西南北はFUJIWARAのパクリ
パクられてました。
文章で書いてもさぶいだけなので、披露する機会があれば、そのときはよろしくお願いいたします。
ではでは、無能でした。
新刊をご購入いただいている皆さま、本当にありがとうございます!
ぜったい半年後、読んでおいてよかったと思わせます。