簡単に自己PRを洗練させる方法
にゃちは。


兄貴がガンガンJOKERで原作者として連載している「賭ケグルイ」の2巻が発売されました。
全国の書店で猛プッシュされていて、めっちゃ売れているそうです。
もしよろしければ読んでやってください。
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いま、「リアル無能の就活。」という企画を進行させています。
内容は
4人の就活生を内定させるまで面倒を見る
です。
全員このブログの読者だっただけあり、いい感じで終わってます。
・学食で一人で飯を喰らう大学生活を送る男子
・死ぬほど声が小さい女子
など、見ているだけでシンパシーを感じて、過去の自分に思いを馳せてむせび泣きます。
辛かろう、辛かろうと。
彼らとはLINEで常に連絡を取り合って、無能学生として臨むべき就活のあり方を定期的に配信しています。
(無能くんのLINEスタンプ発売中!) → http://dariaring.blog.fc2.com/blog-category-109.html
そこで伝えた内容の一部を今日は書きます。
自己PRをめっちゃ簡単な方法で誰でも洗練させる方法があります。
僕は拙作の「凡人内定戦略シリーズ」でもさんざん解説している通り「人間性自己PR」が最強の自己PRだと信じてやみませんので、もちろん人間性自己PRに限定されるやり方です。
その方法とは
『記録』をつける。
これしかない。
僕、死ぬほど記憶力がないんですよ。
いま現在、会社でも下された指示を一本電話をすると忘れるというカモネギもびっくりの忘却力で、大学時代の異名は「若年性健忘症」でした。
そんなわけで就活をしているときも当然、いろんなことを忘れます。
ネットで見た情報
自分で気付いたこと
予約した選考
けっこう後悔したこともあります。
というわけで「凡人面接戦略」にも書いた通り、「ひとり大反省会」を始めていくわけですが、自己PRをつくるときにも活用できます。
たいていの就活生は自己PRを書くときに、何も考えません。
というより、闇雲に書きだします。
本番のESを書く際にも質問に「ほげェ~、学生時代にがんばったことかァ~」とパンツに手を突っ込んでイチモツを握って安心感を覚えながら、いきなり書きだそうとします。
そのうち気持ちよくなってきて他のことをしだすでしょう。
「書く」という作業自体は僕は非常によいことだと思っていて、というのも、無能学生にあまりに多いのが「書かない」だからです。
なんやかんやと理由をつけて、書こうとしません。
もしくは、いきなり完成度の高いものを作り上げようとします。
アホかと。
何様のつもりやねんと。
お前は文豪かと。
ESなんて書けば書くほどうまくなるのが当たり前なんです。
そうやって労力をケチるからお前は恋人を大事にできないし、逆に大事にもされないんだよと。
あのしょっぱい涙に濡れた夜を思い出してください。
(やべェ、泣けてきた)
「書けば書くほどうまくなる」には理屈があります。
まったくの無思考で文章を書ける人間はいません。
つまり、誰しも書こうとすると必然的に僅かには頭を使っていて、それを反復すると課題に対して慣れが生じるので、考えを巡らせる余力が大きくなってきて、次第にうまく書けるようになっていくわけです。
しかし、ここで先ほどの話がでてきて、
せっかく考えて得たコツやポイントも、しばらくすると忘れていくんですよね。
だからいつまでもうまくならないし、作業量自体も少ないため、たまたまうまくいった人は内定した理由を
「運かな~☆(アホ面)」
「縁かな~☆(パンツ履き忘れ)」
とか言い出すわけですね。
「記録」が有効です。
ESの質問にはじゃっかんの幅がありますが、自己PRなんてどこの企業でも固定して使用しますから、特に有効です。
まず、自己PRを、とりあえず一回、書きます。
もはや文字制限すらも気にしなくていいですから、一回、書いてみましょう。
そしたらわかるはずです。
「うわ、ぜんぜん書かれへんやん」
と、自分でも引くレベルで感じることでしょう。
でも、それに気付けたらまだマシですね。
本当にヤバい人は「やべっ、ちょう良いの書けちった」と言いながら余裕ぶっこいて、instagramとかにクソどうでもいい料理の写真をアップします。
そういう人は落選し続けるまで気付かないので、ほおっておきます。
「ぜんぜん書けん」と思った人は、その自己PRの下に
・ぜんぜん書けなくてドン引きした。誰かわたしを殺してくれ
とメモします。
その他にも気付いたことを書いてください。
・文章の締め方を検討
・書き出しがふつう過ぎ?
などなど。何でもいいです。多ければ多いほどよいでしょう。
その他に『ねらい』を書くことも重要です。
さっき言ったように、多くの就活生は、自己PRなどを書くときに、なんッッッッッッッッッにも考えません。
ほんとに、なんッッッッッッッッにも、です。
何度も就活生のESを見てきていますが、
「なにを考えてこれ書いたんですか?」と聞いて「ほえ?」という顔をされたことでしょうか。
女子就活生のときは「んふふ、かわいいね」と顔をほころばせますが、男子就活生のときは僕の『黄金の右』で膝蹴りを4,5発ぶち込んでいました。
人に何かを伝えるときは、本来、伝えたいこと、つまり『ねらい』があって、それをどういう手法、展開、構成、言葉で表せば伝わりやすく、そして深く伝わるかを考えるものなんですよ。
それをやらないでしょう。
だから、分からないのッ!読んでてつまんないのッ!
(自戒の意味を払しょくできないところが僕の未熟なところですが)
自己PRなどを書いたときは、『記録』として『ねらい』も一緒に書き残してください。
何を伝えたくて、その内容を、そういう展開で書いたのか、です。
しばらく時間が経ったら、それを見直してください。
(ちょっと話がずれますが、本番の時期になったら課題が連続するので、その時間もありません。だから自己PRなどはいつ始めてもいいんだから早めに取り掛って準備期間を多くとらないといけないんですね)
そして、もう一度、メモした事柄に注意して、考えながら書きます。
書き終えたら、また『ねらい』『気付いたこと』『感想』などを書きます。
このとき、紙に書いているのであれば同じノートに、パソコン(ワードなど)で作っているなら同じデータの上に追記していってください。
後から見やすいです。
それを延々と、自分が納得できるクオリティになるまで続けます。
(余談ですが「えいえんと」っていう会社員、めっちゃいっぱいいる)
途中、本番の選考を挟むと合否がわかって良い判断材料になりますし、誰でもいいので人に見せて感想をもらえば参考にはなるでしょう。
(ちなみに他人の意見をぜんぶ取り入れる必要はまったくありません。何回も本で言ってきていますが、誰にどう言われようと就活に正解なんてなく『自分が覚悟を決められる選択』をすることが重要です)
これ、繰り返していたら、他の就活生と比して圧倒的に多い思考量に基づいて、効率的に自己PRを良くしていけます。
わかりやすくいえば、
セーブ
です。ゲームと同じです。
その時点までに集めたアイテムや獲得した経験値を、次に始めるときに同じ状態からスタートさせるための作業です。
言っときますが、これ誰にでも即日はじめられる最もシンプルに自己PRのクオリティをあげる作業です。
自分で考えて出した結論は、選考で使用していくことに対する覚悟(自信)が違いますし、応用の利き方が段違いです。
やればわかりますけど、就活の至るところで役に立ちます。
人に言われたアドバイスに頼ることしかできない就活生がいますが、本当に惨めですよ。
だって人に与えられることでしか安心できないんですからね。
それが正解なんて保障はどこにもないのに。
クソみたいな就活本やコンサルタントにつかまって、しょうもない結果を得ていればいいと思います。
最後に繰り返しますが、
『記録』は『考える』を強化する手段
です。
自分で考えられれば自己PRに限らず、ESは洗練され続けます。
今日からはじめてください。思い立ったが吉日生活ですよ。
ではでは、無能でした。
今年も拙作、書店でプッシュしていていただいているそうです。

凡人内定戦略以降、パクリ系の本が何冊か出版されて読んでみたのですが例外なくクソなので、注意してください。
凡人学生に限れば、自信があります。ご購入くだされば幸いです。
あと、明けましておめでとうございます。
しばらくしたら、就活系でまた大きなご報告ができると思います。