Q&A「2016卒3月解禁、どうなってまうん……?」
むかしB系の格好をしていたとき、スーパーで1万円だしてジュースを買おうとしたら目の前で透かしを確認された。
無能です。
しかもコミュ障が過ぎて、その場では何もいえなくて、家に帰ってから枕を殴りまくりました。
嫌な思い出です。
Q&Aコーナーです。
質問はこちらにお寄せください。
(回答はツイッターになる可能性があります)
(就活に関係なくても僕はうれしいです)
①
初めまして。いつも楽しく拝見しております。
16卒の就活制度改定について、武野さんはどうお考えでしょうか?
3月解禁、選考期間の大幅カットなどに伴い、 「16卒はインターン必須?」「リクルーター採用の増加?」といった様々な憶測が飛び交っています。
不安ばかりがつのる日々です。どうかお知恵をお貸し下さい!
②
こんにちは。現在三年生です。
武野さんはインターンは行くな!とずっと言っておられますが、就活後ろ倒しなどでインターンの重要度が上がっているという話を聞いたり、周りのインターン話を聞いたりすると行った方がいいのかと思ってしまいます。
成績優秀者は内定が取れると謳ったインターンや興味のあるものに、面接の練習と思って何個か受けてはみたものの、受かりませんでした。泣。 武野さんの、2016卒用のインターンについてのお考えを改めてお聞かせ願いたいです!
③
初めまして、都内大学3年生です。
春先、武野さんの本を見て勃っ.....もとい、勇気をもらえたので、春夏はサークルとバイトに勤しんでました。
しかし、さて9月も終わりそろそろ動き出すかと思ったら、「今年は解禁時期の変更に伴ってリクルーター経由の採用増えるからまともにエントリーしても数名しか通らない」とか「インターンのほとんどが選考と同義になっていて、優秀な学生はすでに内々定出てる」とか笑えない噂が飛び交ってて正直漏らしそうです.....
夏までの行動は別に後悔してないし、今はサークル活動と並行して説明会とかOB訪問を片っ端から回っているが、今年はインターン行かないと本当に内定もらえないのか、今だ
これ、僕も気になっていました。
(3つ並べましたが、要は『就活が3月解禁になって、インターンやリクルーター制度って重要になるん?』ってことです)
確かに凡人内定戦略シリーズでは
インターン言ってもあんまり意味ない
と、捉えられるようなことをたくさん書いています。
というのは
正面切って選考を乗り越えていけないやつがインターンで勝てるわけない
と思うからであり、
そういうオマケ的ステージではなくて、本番でがんばれ
と思うからです。
しかし、あらためて僕の考えを述べるのであれば、
内定に直結するインターンにはできる限り参加してほしい
と思っています。
詳細はいろんなところで書いているので割愛しますが、基本的な考えは「内定に直結するところには全精力を注ぎこむ」です。
どのインターンが内定に直結するかは判断が難しいところですが、みん就で去年の様子を参考にするなどして、ある程度あたりをつけて臨むしかありません。
今年度の情報なんてその会社の人しか持っていないわけですから。
(※ただ長期インターンはオススメしません。労力かかりすぎ)
そして2016年に就活が3月解禁になることに対して、質問の回答ですが。
そんなもん、わかりません。
だって、全容を把握している人なんて、この世に存在しませんし。
経団連が勝手に決めた協定を、各企業がそれぞれの解釈をもってして採用活動をするわけですから、そもそも全体の情勢を把握することなんてできません。
とはいえ、なんとなくの予想はできます。
当然ですが、インターンやリクルーターの比重も上がるでしょう。
だって単純に考えてスケジュールがタイトになるなら就活生が受験できる企業の数が減るわけなので、できるだけ唾をつけておこうと考えるのは当然でしょう。
しかし、そもそもインターンで採用を決めている企業やリクルーター制度を実施しているのは、大量採用をしている大企業やベンチャーその他の特殊な企業が多いです。
というわけで、最も層が厚い小から中規模の企業にはそこまで影響がないと思います。個人的には。
だいたいインターンやリクルーターで採用を完結させるところなんてほとんどないでしょうし、あったら大きく機会損失しているので、あんまり頭が良いとは思いません。
ごちゃごちゃ御託を並べてきましたが、言いたいことは一つです。
わからないものに対して自分で向かっていてボコられてこないやつが最悪です。
その意味でいえば②のアナタなんて最高です。
受からなかったといっていますが、そんなもんは上記したようにオマケステージで失敗しただけです。
ファイナルファイトでいうならうまく車が破壊できなかっただけで、ゲームは進行します。

面接の雰囲気もつかめたし、練習もできたと。
その選考にきている浮足立った前のめりな就活生の様子もわかったと。
もちろん受かればよかったかもしれませんよ。
でもそもそもインターンには受かったけど本番で落選するなんてマジで5万とある話ですし、その時間、意味あったん?と最終的にはなってしまうことも往々にしてあります。
就活全般にいえることですけど、
未経験で分からないものに取り組むことで「分かる状態」にすることが重要なわけで。
対策を考えられない状態をずるずると引きずって、ネットでぽちぽち2chのまとめを見て不安だけ募らせている人が失敗するんですよ。
面接やってボコられたなら、自分の実力も、求められるハードルの高さ、企業のレベルも、なんとなくわかったはずです。
③のアナタも、行動に移しているからまったく問題ありません。
あとは実際の本番の選考が始まったときに、ちゃんと受験数を上げていけるか。
説明会に参加するだけじゃ内定はとれないんです。
就活をした気になって満足するリクルートオナニー(略してリクニー)状態にならないでください。
(久しぶりに使うのでドキドキします)
①のアナタも、その不安を実際に行動に変えてください。
凡人面接戦略にも書きましたが、人はわからないものに対して不安を覚えるんです。正体がわかっていれば、幽霊だってぶん殴れます。
まとめておきますが、
●インターンの比重が高まろうが一定数の通常受験の枠はしっかり残る
(残さない企業は考え方が特殊だから受験してもいいけど気にしなくていい)
●いまできることは、いまの就活の状況を掴むための行動(足を使う)
→これが直接的に内定につながる可能性もある
●あとは本番に全力ダッシュを決められるように準備をしておくこと
です。
ただ一番大事なのは、特に本番で、内定に直結することができるかどうか、です。
現時点でも内定に直結していると思われるなら、もちろんインターンやその選考に参加していいです。
インターンの選考で自信満々だった高学歴の人が鼻をへし折られたりするのは、よくあることです(本人にとってすごくいいことです)。
あとリクルーターについて、これは企業ごとに何かしらのフィルターを設けて人を選抜しています。
学歴とか、筆記試験の結果とか、何かしらの経験とか。
こういうステータス的な部分はどうにもできないし、できたとしてもかなり時間がかかることが多いので、できる範囲でがんばってください。
ただ一つポイントがあるとしたら
エントリーが早いもん順や参加数が多い順で声をかけられる傾向がある
ってことです。志望度が高いって判断できるので、要素としては加味されるはずです。
とはいえ、それがどれだけ影響するかなんて企業ごとですし、分かる人がいるわけがありません。
リクルーター制度が設けられていると推察される企業に対しては、セミナーや1dayインターンなどの、プレ説明会的なものがあれば、できるだけ早くエントリーして、できるだけ参加してください。
よっぽど行きたい企業があるなら、です。
僕はこの方法でリクルーターがつきました。
しかし、確認ですが、こんなもんはできる範囲のことをやっているだけですし、意味があると断定はできません。
もし志望度の高い企業があるか、練習や実験を兼ねてみたいと思うならやってみる、くらいの心積もりがいいです。
そもそも無能学生が事前に目をつけてもらおうなんていう考えは、大甘もいいところですしね。
もし本気で思っている人がいたら根本的に考えを矯正するために3日は監禁したいです。
最後に、これもあくまで予想の範疇ですが、一人一人の就活生の受験数が減るってことは、企業に若干偏りが出ます。
アホな人たちは受かりもしない大企業を優先させて中小を捨てていくと思います。
なので、同時期ならば、少しは中小企業への応募者が減るかもしれません。
そして、受験期間が短くなると、受験しながら企業や業界を選んでいくことができなくなります。
どうするかはそれぞれであって正解はないと思いますが、業界の絞りすぎは良くないことは断言します。
僕もかなり絞っていたほうですが、結果的にその業界以外から内定(もしくは最終面接まで)を多くもらいました。
3人とも、わからないことだらけで、めっちゃ不安だと思います。
でも、それってどの時代でも変わらないです。その年、その年で就活は違いますし、怖さも違います。
気丈に、できることをちゃんと実行していくことです。がんばれ~!
ではでは、無能でした。
質問はこちらにお寄せください。
おじさん、最近、人に疲れてしまったん。
もうアカン。