不安が期待を上回っていると内定ブルーになるのでどうしようか。
会社のトイレから出るとき、めっちゃ鏡でお尻付近を確認する。
無能です。
いや、これ真剣に悩んでいるんですけど、「ついて」ないか不安になるんですよね。
どんなダイナミックな排出をしとんねん、っていう話なんですが、そこはいたって普通です。
でも気になる。強迫性障害でしょうか。
こんな質問がきました。
私は4月に就活を失敗し、5月に就活をやり直す際、絶対に5月で就活を終わらせる、という気持ちを強く持って就活に臨みました。そのおかげか、内々定をいただけたのですが…。
いかんせん内定をとるためにこの数週間動いていたので、いざ内定をとってみると、その会社で働く自分が想像できず、急に不安になってしまいました。自分で考えなければいけないことは重々承知ですが、こうした気持ちはどうやって消化したらいいのでしょうか。
それ完全に内定ブルーってやつですね。
いわゆる就活用語ですが、意味としては簡単に言うと
「内定はとったものの入社してもよいものかとやたら不安になること」
です。
主な理由としては
・内定先の悪い部分に気付いてすごく気になる
・働くイメージがわかない
・他に行きたい企業があってあきらめきれていない
などがあると思います。
でも、よく考えて欲しいことがあります。
ふつうの就活をしていて入社後のイメージが手に取るようにわかるなんてことはあり得ない
わけですよ。
ていうか、この世の中にわかる人間が一人もいないですよね。
つ特定の情報を持っていて、それに対する不安なら別ですが、そうでないならば、それは漠然とした不安ってやつです。
たぶん友達に相談すると「わかんねーよ、考えすぎじゃね?」ってリプトンをすすりながら言われると思います。
世の中には「内定はゴールではない!」と口角を上げまくりながらのたまう人もいますけれども、僕は何度も書いている通り、
就活には確実にゴールがあって、それは確実に内定なわけですよ。
いや、未来予知できるなら別ですよ。
未来が見えているってことは、内定が一つの区切りではないわけですから、ゴールではないと思います。
でも、そんなんできないですよね。
どっかのベンチャーみたいにアルバイトとして既に在学中から働いているわけでもないですよね(たぶん)。
じゃあ、当たり前ですよ。不安になって。
性格的な問題もあるかもしれませんが(ちなみにここはめっちゃ共感しまくる)
逆に考えましょう。
就活がものすごく上手くいって、ちょう行きたい会社に入れたら、不安もないでしょう。
それは
不安を期待が上回るから
です。
「○○で働いている俺、マジ合コンでモテまくるわ、きょほー!」
「○○で働いている私、まじバリキャリ~!」
ってなってる人は周囲に一人はいますよね。
たぶん不安とかおくびにも見せないでしょうし本人にも自覚はないでしょうが、でも少なからず不安の要素は持っていますよ。
だって、その人たちも未来予知できないですもん。
僕、大学生のときにギャルっぽい人の家にお邪魔する機会があったんですよ。
ちなみに僕、死ぬほどギャルが苦手です。
普段の人見知りがまるで水を得た魚のごとくイキイキとし始めて、もはや人間としての知能をなくすほどです。
ギャルこわいんだもん。
あいつらすごい食い気味に話してくるじゃないですか。こえーよ。
僕の会話上でのパーソナルスペースを犯さないでくれよ。
話がそれました。
(ちなみにその人はコミュ障のレベルに合わせて会話してくれたので僕は良い人だと思っていました)
それで、ご飯を作ってくれるって言うんですよ。
まぁ、うれしいじゃないですか。
女性の手料理って、よほど嫌いな人じゃない限り、だいたいうれしいじゃないですか。
もちろんめっちゃ嬉しい相手と、ちょっと嬉しいくらいの相手はいるでしょうけれど。
それで、例に漏れず、僕もうきうきしながら料理を待っていたわけですよ。
つまり期待していたわけです。
その料理の味とかはこの話に関係なくて、あと何があったかと言うと、
そいつ、めっちゃ派手な着け爪したんですよ。
「そ、それ物理的に料理とか可能なん……?」って感じです。
いっそオブジェにしたほうがきれいなんじゃないかっていうくらいのやつです。
不安要素ですよね。
これ着け爪している人が読んだら叩き殺されると思うんですが、下手したら奥のほうに汚物が挟まっているかもしれないわけじゃないですか。
(いや、悪く考えたらですよ。現実には僕の爪の間のほうがよっぽど汚いっていうのはわかっているんですよ)
でも、そのときは気にならなかったんですよ。
期待のほうが上回っていたから。
ギャルの料理を食べるなんて、もう一生ないだろうなと思っていたので。
例として正しかったのかはわかりませんが、余談は終わりです。
アドバイスするとすれば、逆にその企業に期待できることを、意識的に探してください。
着け爪の間に挟まっている汚物の存在という不安要素を上回る期待です。
念のためいいますが、働いている姿のイメージじゃないですよ。
そんなもん突き詰めれば誰にでもわからないんですから。
客観的に見て、そこにあるだろう期待です。
どんな会社にも良い部分と悪い部分があります。良い部分を認めるのも必要なことです。
もしそれで不安が払拭されないなら、就活を続けてください。
不安を期待が上回る企業を探してみてください。
でも、僕は目標をもって、リベンジをかけて、実際に内定をとったアナタをすごいと思います。
それをまずは褒めてほしいですし、少し心を落ち着けてほしいなと思います。
それと、一つ具体的な行動としての戦略をお伝えするとすれば、
人事に会いにいきなさい
ってことです。
不安なら、正直に話してください。
そのときに対応するのが人事の役割です。
就活生ってたいてい内定前に人事に関わろうとするんですが、本当にまともに相手をしてくれるのは内定した後ですからね。よほど採用に困っている会社じゃない限り。
これ意外とみんな知らないんですよね。
うれしくなって不安が期待を上回っちゃってるんでしょうね。
でも意外とそういう人たちのほうが辞めるんですよね。理由は当たり前ですけど現実との落差が、比較的高い確率で下にくるからです。
そう考えると、不安が多ければ現実との落差は上にいきやすいですね。
話を戻して。
不安なことを紙に書いて具体的にまとめてください。
そして人事に連絡をして、会いにいってください。電話でもいいでしょう。
そしてちゃんと実のある話になるように、紙にメモをしながら話を聞いてください。
不安なら、不安を解消するために、ちゃんと行動しましょう。
それと、そのときにひとつ考えていてほしいのは、
本当に就活生の人生を考えてくれる会社は無理やり引き止めたりしない
ってことです。
人事、というか採用担当者って「採用」が仕事なわけですよ。
そこには数値的な目標もあって、まともな会社なら経営計画に基づいて採用数は決まっているわけです。
だから、そこには少なからず「仕事的」な責任が生まれてくるわけです。
でも、就活生のアナタの立場からしたら、そんなもん関係ないですよね。
人生の大部分を費やすものを、探しているわけです。
つまり、そうやって「就活生の人生」を考えてくれていたら、無理やり引きとめやしないかもってことです。
あくまで「疑いの余地」としての話です。
その人事が本当にその仕事が大好きでぜひ同じ経験をしてほしいって思っているかもしれないですし、本当に心の底から評価していて心の底から採用したいと思っているかもしれません。
なので一概に言い切れるわけではないですが、人事が何を目的として自分に話しているか、は丁寧に、そして意識して感じ取ってください。
僕は就活生の人生の選択として、どうすればいいかを考えてくれる会社がステキな会社だと思います。
あとは、自分次第です。
ではでは。
無能でした。
内定、おめでとう。もう少し、がんばって。