就活最初の罠「合同企業説明会」
最近、キャラの方向性を見失っています。
無能です。
出版に向けて、頑張っております。
諦めません、僕は。
12月も中盤に差し掛かりました。
採用活動が解禁されましたが(守らない企業も多いですが)、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
そういえば僕が最初に内定をもらったのは今くらいの時期であったかと思います。
皆さん、最近就活はどんなことをしていますか?
そろそろエントリーシートを提出している方もいらっしゃるでしょうね。
なんなら面接をしている方もいるのでは。
でもたぶん今皆さんが心血を注いでいるのは。
合同企業説明会。
でしょうかね。
僕は合同企業説明会(以下合説)には2回しか参加していません。
というのは1回目でその無意味さに気づき、2回目である程度の「成果」を出したからです。
合説で「成果」ってどういうこと?
合説ってただの説明会じゃないの?
って思いましたでしょうか。
いえいえ、そんなことはありませんよ。
先に申し上げましょう。
合説はただ単に参加するだけなら
リクルートオナニー(リクニー)です。
集団リクニーです。
この時期に僕は最初の合説に行きました。
少し遅れて僕は会場入りしたのですが、入った瞬間に驚きました。
なんだ、この人の多さはと。
こいつらインフルエンザとか大丈夫なんか、と。
しかし就活に対してやる気満ち溢れていた僕は、片っ端から人気企業の話を聞きにいきます。
会場を縦横無尽に駆け回り、予約をとりまくり、空いている席があれば滑り込みます。
ブースを出している企業は、いずれも大企業、そして人気企業ばかりです。
他の就活生も鬼のような形相で席を確保しようとしています。
壮絶なバトル。
ていうかむしろ僕は「企業の話を聞きたい」っていうか
「どれだけの企業数の話を聞くことができたか」で躍起になっていました。
今思えば、死ぬほどアホらしいです。
そうやって駆け回る間に、いろんな企業に声をかけられます。
そして15分くらいの説明を受けて、席を立たされます。
「次や!次にいくんや!」
説明の終了は、次のブースの確保のスタートです。
ひとしきり見終わって、僕は充実感に溢れていました。
額の汗が僕の勲章です。
「はあ、はあ……既に5社もまわってやったぜ……この短時間にこれだけ回った就活生もなかなかおるまい!……」
するとあるひとつの企業が目に留まりました。
企業名は出しませんが、とても有名な会社です。
まぁ、なぜ有名かというと「調味料メーカー」だったのでテレビCMをたくさん打っている企業だったからなんですが、そのときの僕にそういった「就活の裏」的な知識はありませんでした。
ですので「おあー、すごい人気やなー」と思いました。
30人分くらい席は用意されていたんですが、立ち見もいて、全部で50人くらいは就活生がいたと思います。
すると、会場スタッフの方が何をするでもなく立っていた僕に話しかけてきました。
スタッフさん「どこか見ないんですか?」
僕「ほぐッ……(人見知りなので知らない人に話しかけられるとビビる)。あ、いや、けっこう聞いたんですけど、そろそろ人が多くてしんどくなってきたな、と」
スタッフさん「そうですよね(笑)僕もしんどいです(笑)」
僕「あの企業もすごい人数ですよね」
さっきの調味料メーカーのことです。
スタッフさん「あー、あそこね。毎年あんな感じみたいですよ」
僕「人気企業ですね」
スタッフさん「食品メーカーですしね。ていうか、知ってますか?」
僕「なんですか?」
スタッフさん「あの企業の今年の採用予定人数」
僕「はあ……」
スタッフさん「60人らしいですよ」
僕「!」
スタッフさん「既にあそこにいる人だけでほとんど埋まるっつーの(笑)」
僕「……」
スタッフさん「みんな入れると思ってるんですかね(笑)」
僕「……」
僕「ですよねー!」
僕「いやね、僕も合説なんか意味ねー!って最初から思っていたんですよ!
でもやっぱり今の時期ってできること少ないですし?
企業の話を聞きたいっていうか、むしろ他の就活生がどんな感じなのか見に来た?みたいな?
でもやっぱり予想通りみんな焦りすぎて自分を見失ってますよね!あは!あははははは!」
スタッフさん「あ、その視点は大事ですよ。必要なことって実は少なかったりしますから。では」
喧騒に満ちた合説の会場で、僕はひとりたたずんでいました。
その瞬間に冷静になり、僕は合説に対して様々な考察を入れることになります。
ちなみにその後はどこの企業の話も聞く気になれず、帰って大人しくハレンチ動画を見ました。
皆さん、少しばかり頭を巡らせてみてください。
本当に合説って意味あるんですか?
ヒントです。
・「誰が合説を開催しているのか」つまり「その開催者の目的は何か」
・「参加するのは誰か」つまり「その参加者を増やすにはどうすればいいのか」
・「合説に出展する企業ができることは何か」
これらの関係を整理することができれば、合説がいかに利害関係の絡むものであるか、判断ができます。
就活生自身もそれに加担しています。
逆に言えば、それを知ることができれば、「有意義な合説」をすることができます。
いいですか。合説はただ単に参加するだけなら、まったくもって無意味です。
どうせ行くなら有効活用しましょう。
では、続きは次回に!
無能でした^^

出版甲子園のときの写真です。
下の着物をお召のかわいらしい女性はグランプリの『世界一の紙芝居屋ヤッサンの「人生を貫く7つの心」』の
高田真理さんです。


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