無能型志望動機で迎え撃つッ!
今日はね、ぜひとも志望動機のお話をさせていただきたいと思います。
ようやく、って感じですね(おせーよアホボケカスと言いたいのは承知しておりますので、自分で鼻っ柱を2,3発ぶん殴っておきます)。
さっそくですけど、はじめさせていただきますね。
はい!志望動機!
これは文字通り「なぜ、その企業に就職したいと思ったのか」という意味です。
一般的には面接で聞かれたり、エントリーシートで書かされたりするということになっていますね。
まずですね。
『なぜこの企業に入社したいのか』を細分化してみましょう。
就職活動が未経験の方も考えてみてください。
じゃあ、僕なりにあげてみますね。
・その企業の仕事についてどれ程知っているか。
・その企業のおかれる状況をどれ程知っているか。
・その企業のどこで自分の持つ力が活かせるのか。
こんなところでしょうか。
しかしですよ、無能である皆さんに志望動機として最初に考えてほしいのはこんなところではないんです。
(ちなみにこの記事を読む前にカテゴリの『企業研究という名のオ○ニー☆』を読み直していただけると話がわかりやすいかと思います)
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あなたはある日、電車に乗っていました。ある企業の面接から自宅への帰路です。
電車は目的地に到着し、ドアが開きました。
あなたは電車を降り、改札に向かいます。
するとあなたに近づく二人の異性の姿があります。
ん、なんだろう。
二人のことをあなたは知りません。今日、初めて見る顔です。
するとその人たちはあなたに携帯電話を同時にそれぞれ突きつけてきました。
仮にAさんBさんとしましょう(女性は男性の声で、男性は女性の声で脳内再生してください)。
AB「前からずっと気になっていました!アドレス教えてください!」
おおう、なんという胸キュンイベントでありましょうか。誰もが一度は夢見るシチュエーションであります。
そして現実には通常ありえないことではありますが、発生したと仮定しましょう。
(実際に体験したことがあるという人は、僕の聖なる拳で成敗してあげますのでご連絡ください。)
しかし、あなたは二人のことをまったく知りません。
そこで自己紹介と、なぜ自分にアドレスを聞きたいのか教えてくれるようお願いすることにしてみました。
まずAさん。
A「はい!名前は○○と言います。以前からずっと電車で見ていました。読書が趣味なんですね、よく本をお読みになる姿を拝見していました。その姿は非常に造形として優れていて心が揺さぶられます。そして実は私も読書が大好きで、きっとお友達になれば本の話で盛り上がれると思うんです。あと料理も得意なんです、あなたはよく近くのファミレスでドリアを食べていますね。私のドリアは絶品ですよ!いくらでもお作りしますし、どんな要望でも叶えます。あとリクルートスーツをよくお見かけするんですが、自分は実は会社勤めで人事をしているので相談どんどんしてください!」
そしてBさん。
B「名前は○○と言います。趣味はサッカー観戦です。タイプだったので」
まずね。
Aがキモいということは置いておきましょう。
僕だったら怖くてその場で泣き崩れますが、そこを突っ込まれると話が進まなくなります。
あなたは人に対してキモいとか思わない人間なんです。マザーテレサ、いや、聖母マリアの生まれ変わりなのです、今だけ。
自己紹介を聞き終わりました。
するとABが喧嘩をはじめます。
二人はもうあなたに夢中ですから、
しばらくあなたはそれを傍観していましたが、するとこんな展開に。
AB「どちらか気に入ったほうとだけアドレスを交換してください!」
さてさて、ここで考えてみましょう。
皆さん、どっちのアドレスが知りたいですかね。
単純に考えたらAじゃないですか?
だってAは
・あなたの行動についてどれ程知っているか。
・あなたのおかれる状況をどれ程知っているか。
・あなたのどこで自分の持つ力が活かせるのか。
に対して及第点をあげられますよね。
読書の話で盛り上がれるし、うまいドリアは作ってくれるし、さらに人事だから就活の話もばんばん聞けるわけですよ。
これは便利な(!)人間が近づいてきたものです。
しかし、ここにあるひとつの条件を付け加えましょう。
Bの見た目がめっちゃ良かったらどうします?
男性ならば嵐の二ノ宮クン。女性ならば佐々木希であります。
どう考えてもBでしょう。

そりゃ顔で選びますよ、ふつう。
だってあなたはぶっちゃけAのこともBのことも何も知らないわけじゃないですか。
いきなり目の前に現れて「僕はあなたのことこんなに知っています!そこでこれだけお役に立てます!」って言われてもね。
そんなこと口先だけで言っているに過ぎないんですよ。
実際に友達になってみないとわからないことが多すぎるんです。
以上のことを面接に置き換えてみましょう。
そしてBの見た目の良さをBの人間性に置き換えてみましょう。
どれだけ志望動機を人事受けするように言い放ったところで、実際に働いているところを面接官が見れるわけではないんです。
さらに言えばですよ、以前の記事(カテゴリの面接問答大全を見てください)でも申し上げたように、学生は知ったかぶりをしてしまいがちですし、そもそもその人が希望する、活躍できると踏んだ部署で働けることって確実なことではないんですよ。
つまり、志望動機は採用の決定打には成り得ないんです。
しかしBの持つ『顔』は不変のものであるわけです。
あなたと友達になった後で顔がぐにょにょにょにょって変わるわけではないんです。
Bの志望動機
「私の人間性はこうこうこうで、こうこうこうなんです。御社の説明会でこういったことを仰っていました。だから活躍できると思い、志望しました」
これでいいんですよ。
説明会の部分は何でもいいです。HPで見つけた文章でもかまいません。些細なことでいいんです。
これくらいの下調べでまったく問題ありません。
人間性の話は無能の方々は自己PRでもしているはずです。
要は自己PRの繰り返しです。
はい、ここめっちゃ注目です。
この志望動機だったら考えるのめちゃくちゃ楽じゃないですか?
量産型エントリーシート……!!
無能の方々が運の要素を排除して内定を取りに行くには『受けられるだけの企業を受ける』ことが大前提になっています。
そして就活の代名詞は面接みたいなところがあります。
しかし面接に進むにはエントリーシートでの選考をます通過しなければなりません。
となると、必然的に大量のエントリーシートを作成する必要があるわけです。
でも、このやり方だったらエントリーシートを作るに際して、労力は肉体的な部分しかかからないですよね。
それでね、しかもふつう企業を受けるときって業界をだいたい絞るじゃないですか。前の記事にも書きましたけれど。
ぶっちゃけ同じ業界だったら仕事内容とか説明会で言っていることとかそんなに変わらないんですよ、根本的には。
だから似たようなエントリーシートが量産できるんです。
むしろ似たようなものを作っても、まったく問題ないわけです。
ここで皆さんが思っているだろう疑問を書き出しましょう。
「でも、でもさ。そんな量産したエントリーシートだったら、その一社だけに向けたものではないから内容が薄くなっちゃうんじゃないのッ?仮に選考が進んでいったら後々、困るんじゃないのッ?」
はっはっは、皆さん、かわいいなぁ。
確かにエントリーシートは最終選考までつきまといます。
人事や面接官はそれを読んでから面接をします(というかそういう建前になっています。個人的にはあまり深く読まれているとは思いませんが)
お聞きくださいね。
エントリーシートに書いた内容は後からいくらでも変更が利きます。
だってね、考えてみてください。まだ就活したことを無い方にはわからないかもしれませんが。
エントリシートに書いてあることを聞き直されたことありませんか?
志望動機をエントリーシートに書いてあるにも関わらず、もう一度面接で聞かれたことありますよね。
めっちゃこの状態は発生します。
人事や面接官の意図としては「文章よりも実際に口頭で聞いてさらに掘り下げていこう」とかいう思惑があるのかもしれません。
ふつうに考えても文面で見るより、口頭で聞いたほうがわかること多いですよね。
もし内容を変えたくなったらそのときにね
「あッ、そのときはそちらに書いてあるように考えていたのですが、その後御社についてより深く考えまして(調べまして)今は違うんです。今は~~~~~~~~~~~~~~~と考えているんです」
って言えばいいだけの話なんですよ。
なんで僕が量産型エントリーシートをお勧めしたいかというと
どんだけ選考に参加する前にその企業について考えたり調べたりしていても、エントリーシートが通らなければ、それらすべては水泡に帰すわけなんです。
もう全部、無駄です。
選考が進むにつれて、段階的に企業研究を入れていけばいいんですよ。効率を考えたときに。
僕は選考が進むたびに違うこと言っていた企業もあります。
いちおう面接官もメモをして次の面接官に渡していますけれど、そんなものメモに過ぎないんですよ。
あなたが口頭で言うことのほうが圧倒的に信憑性がありますから。
今日の結論です。
人間性の自己PRを書き写すような志望動機でエントリーシートを量産し、選考が進むにつれて口頭で内容を濃くしていく。すると大量の企業の選考に参加でき、さらに段階的に注力できるために効率が良い。
以上です。
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これが僕の原動力になります。就活コンサルタントとかぶっ倒したいんです。
あと、皆様、お願いがあります。
僕に質問がありましたら、できればツイッターのほうにお願いいたします。
コメント返信も最近できていないんですが、ブログ上で回答するにはいろいろと弊害がありまして……。
申し訳ないです。
僕もブログだけをやっている人間ではないので。これはお願いですので、できれば、というお話です。
あと、ごくごく一部の方に申し上げます。
僕は人間です。皆さんと変わらないふつうの大学生です。
だから質問に回答してもお礼を言ってこなかったり、連絡が途絶えたりすると、皆さんと同じように憤りを感じます。最低限の礼儀もないのに、内定が取れるとお思いにならないでください。そういった部分は必ず就職活動のどこかの部分に発露されます。細かくは申し上げません。
社会に出ようとする人間として、やらなければいけないことがあると思います。
しかしこれは文句を垂れているのではなく、アドバイスとして聞いていただければと思います。
大半のかたは応援のメッセージなども添えてくださって、本当に励みになっています!ありがとうございます!
2,3回、ガチでほろりときました。就活終わってからなんか涙腺が緩いです。
皆さんのために無能はこれからもがんばって参ります。
ではでは、無能でした^^
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